2017年10月8日日曜日

AIスピーカ・AIアシスタント スマホを超える革新的コンピュータ

AIスピーカ・AIアシスタント(クラウドAI音声プラットフォーム)はスマホ以上の革新的コンピュータシステムと考える。また詳細は後述するがToOTT(Top of Over The Top)とでも言うべきインターネット世界の最上位に位置する製品であろうとみることができる。

昨年8月から11月にかけてLPWAをテーマに7ページのブログを書いた。9月になってからあたらにAIスピーカ・AIアシスタントをメインテーマにブログをスタートし、既に3ページアップした。
(1)AIスピーカ・AIアシスタント
(2)AIスピーカ(Amazon Echo中心)市場急拡大現状、動向(その1)
AIスピーカ・AIアシスタント日本の市場動向を書きかけていたが、10月6日国内初のAIスピーカGoogle Homeが一部の家電量販店店頭に並んだので、改めて検討、検証しなおした。その結論が上記の革新的コンピュータシステムであり、ToOTTである。
AIスピーカは端末に過ぎず、スピーカ、マイク、WiFiと若干の処理システムに過ぎない。米国でのその価格は最安Anker Eufy Genie$35-~間もなく登場のGoogle Home Max$399-であるが、機能的にはほぼ同一でスピーカに品質の違いくらいしかない。

革新的コンピュータシステム


第一にAIを民生用に実用化したことである。AIスピーカ・AIアシスタントは最新実用AI技術の全てを取り込んでいるといえる。まずは音声認識、音声合成(最近では普通の技術になったのでAIとはいわないかもしれないが)、自然言語処理そして検索処理などである。業務用分野AIでは既にIBM Watsonが音声応答をはじめ、検索処理などを実用化している。
第二にコンピュータと人のインターフェイス(マンマシンインターフェイス)が音声つまり「ことば」だけにある。コンピュータを「ことば」で使いこなせるので、手軽に使えるだけでなく、子供や目の不自由な方またデジタルデバイドの解消などコンピュータの利用度を大幅に広げたことにある。上記ブログでも検討している。
第三にThin Client(シンクライアント)またはOSを持たないのでZero Client(ゼロクライアント)の実現である。これはClient(端末)は最小限(人とのインターフェイスのみ)に止め、ほとんどの処理をクラウド(サーバ)で処理するコンピュータシステムである。上記のようにAIスピーカはスピーカ、マウス、WiFiおよびこれらを制御する若干のソフトしか搭載していないのでOSは不要である。ただし上記(3)で紹介しているEssential Homeは例外で、Android後継OSを自称するAmbient OSを搭載している。シンクライアントに関しては下記スマホと比較で追記する。
第四に費用が極端に安ことにある。上記のようにAIスピーカは$35-~$399-、日本円で4000円~4万5、6千円であろう。利用料は無料は有料コンテンツ(音楽、ビデオなど)を使わなければ、インターネット接続料だけけである。使用する人が支払う対価は個人情報と自社の提供する有料コンテンツの利用促進である。AIアシスタントをサービスしているGoogleとAmazonは端末で利益を得ることはあまり考えていない。逆に第3者が自社のAIアシスタントを活用してそれぞれのAIスピーカのクローンを商品化することを推進している。


第四は組込型AIスピーカが様々な機器や装置の使い易さが向上し、それらの機構が一変する可能性がある。これまでのスイッチやパネルが大幅に簡略化されるか、削除されることになる。2017年CES(コンシューマエレクトロニクスショー)で、700のAmazon AIアシスタントAlexaを利用した製品が展示されたことでもこの方向はさらに加速するであろう。
第五に新しいサービスビジネスが登場し、幾つかのビジネスをディスラプト(破壊)するであろう。真っ先に影響を受けるのはオーディオ機器とCDおよびビデオ機器やビデオレンタルショップであろう。周知のように欧米ではCD販売のレコード店やレンタルショップは姿を消したようである。日本にもその流れがやっと訪れることになる。新しいビジネスは次のToOTTの中から飛び出すであろう。
第六は長年の懸案であったホームサーバはAIスピーカ・AIアシスタントが実現するであろう。音楽は言うまでもなくAIスピーカの主要用途であり、スマートホームはAmazon EchoシリーズとAlexaによってもう一つの主要用途となっている。ビデオはAmazon Fire TV、Google ChromecastがそれぞれのAIスピーカで実現し、Apple TVやMicrosoft Wireless Display AdapterによってそれぞれのAIスピーカがこれに追随するのであろう。

ToOTT(Top of Over The Top)

ToOTT(Top of Over The Top)は筆者の勝手な命名で、OTTの上前を撥ねるようなサービスをイメージしている。ある。OTT(Over The Top)はFacebook、Line、Google、Amazon、Skypeなどのインターネット回線を通じて、メッセージや音声。動画コンテンツなどを提供する通維新回線業者以外の企業をいう。OTTがインターネットリソースを活用して新しいビジネスを作り上げたように、インターネットリソースだけでなくこのOTTさえも土台にした新しいサービスToOTTの登場が期待できる。

スマホとAIスピーカ・AIアシスタントの比較、Thin Client
クラウドコンピュータ端末としてスマホは外出中に、AIスピーカは家庭内で使用という使分けになる。スマホの小さな画面は家庭内で使うには不自然である。余談だが、老眼にとってスマホの画面は小さすぎ文字を読むのが難しい。2008年から使っていたiPhoneは3年ほど前にガラケーに変えてしまった。なおタブレットも使ったが重いので外出先で手軽に使う事が出来なかった。
スマホに上記のようにiPhoneで音声入出力が可能になり、Google Androidもこれに続いたが、あまり活用されているとはいい難い。理由は明白で、人前でスマホと会話することは考えにくい。またスマホ自体がディスプレイとタッチパネルが前提の製品なので、音声は必ずしも必要はない。
一方AIスピーカ最初から家庭内というプライベート空間で使用することを前提としている。また余分な機能を排除し、音声しか入出力することができない。ディスプレィ付の製品はあるが、Echo Lookのようにファッションを強く意識した極め付きの例外である。
閑話 年寄りのiPhone考で書いたように、従来のコンピュータの流れ、大型コンピュータ、ミニコン、パソコンを受け継いだ究極のパーソナルコンピュータであった。小型高性能で、個人が必要とするようなほとんどの機能を内蔵していた。Appleが1993年に発売して大失敗したPDA Newtonの教訓を最大限に活用したのであろう。
従って出荷された時にほぼ端末システムとして完成していた。1993年のiPhoneを一つ一つ見ると目新しいものは何もなく、既存の技術を目的のために最適化して上手にまとめ上げた製品である。その後さまざまな機能追加がなされ、音声機能も2011かその翌年には搭載されたが、基本的な構造はほとんど変わっていない。したがって発売10年で完全に成熟期に入ってしまった。最新iPhone8は強力なCPUとRAMは2Gとか3Gという一昔前のスパコン並みの処理能力である。
初代iPhone 1993年発売当時Thin Clientの提案があり、GoogleはChrome OSのサービスをしていた。膨大なデータセンターのサーバ(当時はクラウドという言葉はなかったと思う)がプログラムを処理し結果を記憶、端末はディスプレィ、キーボードとマウスかタッチパッド機能にするという方式である。iPhoneに圧倒されたGoogleはAndroid OSを出すことでAppleに対抗した。GoogleはThin ClientのChrome端末やChromeコンピュータを製品化するも、市場に浸透することはなかった。
上記のようにAmazonは「ことば」を武器にこのThin Client方式を大きな流れとして定着させつつある。

筆者は年末に発売されるであろうAnker Eufy Genieを購入しようと思っている。最近音楽をあまり聴かなくなったので、スピーカはどうでもよ胃と考えている。愚妻がAmazon Primeで音楽を聴いているので、音楽を聴くときにAmazon Alexaがそのまま使えるので、という事で決めている。なお音質に問題があれば手持ちのスピーカを接続で解消できる。




0 件のコメント:

コメントを投稿

AIスピーカ・AIアシスタント スマホを超える革新的コンピュータ

AI スピーカ・ AI アシスタント(クラウド AI 音声プラットフォーム)はスマホ以上の革新的コンピュータシステムと考える。また詳細は後述するが ToOTT ( Top of Over The Top )とでも言うべきインターネット世界の最上位に位置する製品であろうとみること...