(1)AIスピーカ・AIアシスタント 理想の音声パーソナルコンピュータパソコン

AI(Artificial Intelligence)スピーカーは日本でもGoogle Homeが出荷開始されたばかりだが、既に欧米(特に米国)で急成長しており、中国でも年末までには数十のAIスピーカーが出荷されると言われ、発売前から過当競争といわれている。この端末AIスピーカーとその処理を担当しているAIアシスタント(クラウドAI音声プラットフォーム)について調べかんがえてみた。

昔々(PCが市場に出て間もなくだったと思うので30数年前)のことだが、理想のパーソナルコンピュータ(PDA(Personal Digital Assistant))は「古女房や経験豊かな秘書又は執事のように{例のアレ}だけで望みのことをしてくれる(つまり忖度してくれる)装置」とおっしゃった方(矢田光治先生だったと思うが)がいらした。
Amazon AlexaやGoogle Home等のAIスピーカー(音声AIアシスタント)のうたい文句だけを読むと、これらが実現しそうなので調べてみた。まだ{例のアレ}には程遠いようだが、将来かなりのレベルで実現出来るような勢いと熱気が感じられる。相応の年の筆者は{例のアレ}(理想のパソコン、しかも「ことば」で入出力)が早く使えるようになることを切に願っている。そこまではかなり時間がかかりそうなので、何とかそれまで生きながらえたい。

AIスピーカー・AIアシスタントによって人が「ことば」でコンピュータ(クラウド)やり取りすることができる。いいかえれば人にとって最も自然なコミュニケーションツール「ことば」を使ってコンピュータと会話を可能とする。スマホの世界では、既に音声会話はApple SiriやMicrosoft Cortana、 OK Google!などが実用化されているが、違いはなんであろう。
スマホと比べるとお金の面で安く使える。AIスピーカーの魅力は端末が安価であるだけでなく、インターネット回線だけ必要で、通信キャリア(ドコモ、ソフトバンク、AU)の介在が不要なので、使用、運用コストも大幅に下げられる。当然通信キャリアなどの制約はなく、世界に広がる自由なインターネット空間を満喫できる。
また端末装置AIスピーカーとしてだけでなく、その機能を組込んださまざまな機器・装置に音声入出力が使えるので、限りない用途が見込める。結果キーボード/タッチパネル/スイッチ、マウス、ディスプレイ、リモコン等の枠組みから解放される。超ド級のディスラプティブテクノロジー(Disruptive Technology)である。
家庭内使用なので、周囲・環境に配慮することなく音声であれこれ指示ができる。スマホは移動の合間などの、他人に囲まれた状態で使用することが多いので、普通の感覚では音声は使えない。

AIスピーカーは極めて単純な機能しか持たず、スピーカ、マイク、WiFiとこれらを制御する機能(CPUとソフト)でOSはない(例外はあるが)。処理(音声処理も含め)は全てAIアシスタントがになっている。先行しているAIスピーカAmazon Echoシリーズを例に取れば、AIアシスタントはAlexaである。Alexaは強力な音声入出力処理と言語処理やデータベース管理機能を備えているAIプラットフォームである。AIはおろかコンピュータの予備知識やトレーニングなしで、コンピュータを簡単に使いこなすことができる。Echoの機能をカスタマイズして自動車や家電なの身近な製品に組込めば、これまでにない新しい生活環境が期待できる。今年1月Las Vegasで開催されたCES 2017では、音声入出力機能を持つAlexa接続可能製品が約700出展され「Alexa Everywhere in CES」と報道された)。
またAlexaを使うためのアプリAlexa Skillは2017年9月に2万(2月の1万から急憎)を超えたとアナウンスされている。Google Homeに2年先行するAmazon Echoシリーズ・Alexaが市場で独走する柱の一つである。

AIスピーカーが注目されるのは、先行しているAmazon Echoの急成長、昨年末から出荷開始したGoogle Home、今年になってからMicrosoft、Samsung、Facebook、Lineなどの超大手メーカや中小のメーカの、次々と参入表明したことなどにある。AIスピーカーの話題は未だハードウェアが中心だが、AIがもたらす利便性や体験が一過性の驚ききはなく、そのバリエーションの幅は広がり続け、AI技術(音声認識も含め)は急成長を継続、さほど遠くない時期に友人と対話するように受け答えをするようになると言われる。{例のアレ}はそのかなり先になりそうである。

AIスピーカー・AIアシスタントは人とコンピュータの関係を根底から変革すると考えている。

人は言葉によって思考し、思索している。これは究極の姿であるが、人は疑問や課題をAIアシスタントの助けを借りて(AIスピーカーにつぶやくことで)、より多面的にデータを検索し、それらのデータを元にした仮説の確率を計算することもできる。不精な筆者にはまたとないツールになりそうである。
AIは将棋や囲碁などでは人を超えたとはいえ、まだその用途は限定されたもので、Echoシリーズも用途ごとにAlexa Skillsが用意され、既に米国では音楽鑑賞やスマートホーム、買い物などなどたような用途や空間ではかなり使用されている。

あと数週間で72才になる筆者はさほど遠い先ではなく手足の動きが悪くなり、目がかすんで来るであろう(すでに始まっている)。手足が不自由になり視力が落ちても、声をし耳で聞ける限り(いざとなれば電気口頭や補聴器)、コンピュータを使い続けられるはずの{例のアレ}が、出来るだけ早く実現する世界をとても楽しみにしている。この年になればプライバシーなどクソくらえ。


筆者一通りの製品が出そうろう年末に、AIスピーカを購入する予定である。





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